清浄寺は埼玉県吉川市にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

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4月の定例法話会のようす

 

4月11日(木)13時より4月の定例法話会がありました。
春の嵐というような天気の合間の暖かい日となりました。

まずは、本堂で正信偈のお勤めがあります。
お勤めは30分ほどですが、声を出していると体がぽかぽかしてきます。

お勤めの後は、阿弥陀経の3回目の勉強会でした。

 

これまで浄土をとりまく世界について述べていた釈尊(お釈迦さま)が、「ではなぜ、かの仏を阿弥陀と呼ぶのか」と自らの問いに答え始めます。

“それは、阿弥陀仏の光明は限りなく十方の世界をすみずみまで照らして、何ものにも妨げられない。それで無量光(アミターバ)という。また、阿弥陀仏の寿命は限りなく、それで無量寿(アミターユス)と名付ける。”

つまり、阿弥陀とは無量光、無量寿という意味において名付けられているというのです。
無量とは、「量りしれない、限りがない」という意味です。
そして、光とは空間を、寿とは時間をそれぞれ表しますが、それらが量りしれない、限りがないということは「いつでも」「どこでも」と言葉を置き換えることができます。
そして、そのことはこの身の私においては「今ここで」救ってくださる仏さまだと味わうことができます。

お経は難解で、一見自分には関係のないことのように思いますが、その内容を少しずつ噛み砕いていくと、今まさに自分のためにある教えだということに気づきます。

引き続き、ご一緒に読み進めて参りましょう。

次回の定例法話会は5月9日(木)13時からです。