清浄寺は埼玉県吉川市にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

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12月の定例法話会のようす

12月14日、今年最後の定例法話会がありました。

日差しは眩しいですが、風はとても冷たく、聖人像の周りには紅葉が舞っています。

まずは、本堂で正信念仏偈のお勤めです。

この日は、西念法師像のお披露目がありました。

 

西念像は仏師の江里康慧さんの手によって構想から約1年半をかけて京都で制作されました。この関東の地で親鸞聖人のもとみ教えを広められ、そして清浄寺を開かれた西念法師のご遺徳を偲びつつ、感謝の御念仏を申す日々を続けてまいりたいという気持ちが改めていたしました。

 

次に、客殿へ移動し、正信念仏偈の勉強会です。いよいよ和讃の解説に入ります。

 

親鸞聖人は和讃は晩年に数多くの和讃を作られ、その総数は五百数首にも及びます。和讃とは経文などを七五調の和文でうたいあげた讃歌のことで、人のに口に乗り易い和讃は、さまざまな旋律にのせて広く唱えられてきました。親鸞聖人が多くの和讃を残されたのも、覚えやすく唱えやすい和讃を作ることによって、一人でも多くの人にみ教えがいきわたるようにと願われたからでしょう。

中でも、正信偈和讃のお勤めの振り出しにあたる最初の六首は浄土真宗門信徒の日常勤行で用いられ、よく親しまれています。仏教における”因縁の道理”や童話『聞く地蔵 聞かぬ地蔵』などの話を挟みながら、この日は前半の和讃三首を語句の意味をひとつひとつ確認しながら読み解いていきました。

皆さまお疲れ様でした。

 

次回の定例法話会

2018年1月11日(木) 13時~15時
内容:お勤め、正信偈勉強会(和讃)