9月の定例法話会のようす
- 活動報告
- | 2020年09月10日
9月に入り、日中は暑いですが朝夕は少し気温も下がり多少過ごしやすくなりました。
この日は本堂にて、窓を開けて換気をしながら御文章の『聖人一流の章』の勉強会を行いました。
お寺のご法座などで最後に詠みあげられることの多い聖人一流の章ですが、改めてその内容を一文ずつ学んでいきました。
また、御文章を読み返すにあたって蓮如上人のご生涯や伝道方法についてお話がありました。
蓮如上人はさまざまな手法を用いて伝道布教に努められました。私たちが普段親しんでいる『正信偈』は、蓮如上人によって節がつけられみんなで一緒にお勤めできるようにされたものです。
御文章も独特な節回しがありますが、それによって人々は話し手に惹き付けられ、集中して内容を聴くことができたのでしょう。また、節がつくと文章も耳に残ります。
そんな数々の工夫によってお念仏の教えは蓮如上人の時代から約500年の時を超えていまこの私の元に届けられています。そのことの不思議と感謝について改めて考えさせられる時間となりました。