報恩講をお勤めしました
- 活動報告
- | 2017年11月22日
境内の木々が色づき始める10月29日、報恩講の法要をお勤めしました。
報恩講(ほうおんこう)とは、浄土真宗の開祖・親鸞聖人のご命日を機縁として、ご生涯をかけてお念仏のみ教えを示された聖人の御恩に感謝する年に一度の大切な法要です。
この日は朝から世話人さん方がお手伝いしてくださいました。
あいにくの雨となりましたので、屋内にて受付を設置。
この日はお斎(昼食)の席がありました。
報恩講のお斎のメニューはすべて肉魚を用いない精進料理です。
本堂も報恩講のお荘厳です。
法要では阿弥陀如来像、親鸞聖人像にお焼香し、正信念仏偈をお勤めします。
お勤めのあとは、中原寺前住職・平野俊興師よりご法話をいただきました。
現代社会では、つい「わたし」と「あなた」というように、二元論的に人間関係を見てしまい、それにより孤独を感じたり、相手に見返りを求めてしまいます。
しかし、そんな己をもっと広い視点から見てみれば、多くの縁に恵まれ、他人に迷惑をかけながら、壮大な相互関係の中に生きている。
ご生涯をかけて御念仏のみ教えを示された聖人のご遺徳を偲びつつ、そのことに改めて気づかされ、深く感謝する一日となりました。
皆さま、どうもありがとうございました。