清浄寺は埼玉県吉川市にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

4月の第2木曜日に定例法話会がありました。
前日は風が強く吹き荒れていましたが、この日は風も止み、歩いていると汗ばんでくるほどの快晴となりました。

まずは、本堂で正信偈のお勤め。

その後、客殿に移動してみんなでドローンで撮影したお寺の映像を見ました。
普段目にしているお寺とはまた違って、とても新鮮でした。
今年の枝垂れ桜を見れなかった方も喜んでいました🌸

13時半より勉強会に入ります。この日は『仏説阿弥陀経』の勉強会の第一回です。

『仏説阿弥陀経』とは、浄土真宗が所依の経典とする浄土三部経のひとつで、お釈迦様（釈尊）が祇園精舎において説かれたものです。その内容は、まず初めに美しい浄土のすがたを示し、そして一心不乱に念仏すればその浄土に生まれると説かれ、さらに六方の諸仏がそれを証明している旨を説き述べられたものです。

今回は、その『仏説阿弥陀経』を説かれたお釈迦様の生涯、そしてその教えはどのようにして日本に伝来したのかについて学びました。
四門出遊、苦行、スジャータの布施、成道、初転法輪、涅槃など有名なエピソードやインドの地図でお釈迦様の生涯を追いながら、実際にインドを巡った者から仏跡を訪れた印象を写真と併せて共有しました。

仏教伝来では、あの『西遊記』で有名な玄奘こと三蔵法師が登場しました。
こうして学んでみると、実は文化や歴史の様々なものに仏教が関連していると気づかされ、面白いものです。

次回の5月の定例法話会でも引き続き、『仏説阿弥陀経』の勉強会を行います。

さらに15時からは、オカリナの演奏会がありました。
演奏してくださったのは「ひこうき雲」のみなさんです。
普段は栃木で活動されていらっしゃいますが、この日は3年ぶりにお寺まで来てくださいました。

さくらさくら、朧月夜、花、などの春の曲からYesterday Once More、コンドルは飛んでいく、君をのせて、など幅広いジャンルの曲を種類の違うオカリナを使い分けながら披露してくださいました。澄んだオカリナの音色と合奏のハーモニー、そしてその表現の幅広さに驚かされる演奏でした。

「ひこうき雲」のみなさん、ありがとうございました！