4月の定例法話会のようす
- 活動報告
- 定例法話会
- | 2019年04月16日
4月11日(木)13時より4月の定例法話会がありました。
春の嵐というような天気の合間の暖かい日となりました。
まずは、本堂で正信偈のお勤めがあります。
お勤めは30分ほどですが、声を出していると体がぽかぽかしてきます。
お勤めの後は、阿弥陀経の3回目の勉強会でした。
これまで浄土をとりまく世界について述べていた釈尊(お釈迦さま)が、「ではなぜ、かの仏を阿弥陀と呼ぶのか」と自らの問いに答え始めます。
“それは、阿弥陀仏の光明は限りなく十方の世界をすみずみまで照らして、何ものにも妨げられない。それで無量光(アミターバ)という。また、阿弥陀仏の寿命は限りなく、それで無量寿(アミターユス)と名付ける。”
つまり、阿弥陀とは無量光、無量寿という意味において名付けられているというのです。
無量とは、「量りしれない、限りがない」という意味です。
そして、光とは空間を、寿とは時間をそれぞれ表しますが、それらが量りしれない、限りがないということは「いつでも」「どこでも」と言葉を置き換えることができます。
そして、そのことはこの身の私においては「今ここで」救ってくださる仏さまだと味わうことができます。
お経は難解で、一見自分には関係のないことのように思いますが、その内容を少しずつ噛み砕いていくと、今まさに自分のためにある教えだということに気づきます。
引き続き、ご一緒に読み進めて参りましょう。
次回の定例法話会は5月9日(木)13時からです。